国際空手道連盟 極真会館 活動指針要綱
団体活動の目的(志)
極真会館は、世界平和を目指し、武道空手道の普及による社会体育活動を通じて、社会に有用たる人材の育成に努める。
門下生の行動指針
道場訓 七箇条(※1)、大山倍達総裁座右の銘 十一箇条(※2)
団体活動指針
最強求道の志
我々、極真会館は、極真の理念の下、「勝負偏重主義」を掲げ、「尊敬・感謝・忍耐」すなわち「押忍」の精神を兼ね備えた「最強の空手」を目指す。
相互互恵の志
我々、極真会館は、地域に根ざした武道団体として、人々のすこやかな生活の一助となるべく、その社会との相互互恵の関係を築きながら、活動目的(志)の実現を日々目指していく。
永続繁栄の志
我々、極真会館は、創始者・大山倍達の「極真を未来永劫のものに」という志の実現を目指し、常に組織の代謝を促進し、公益事業を推し進めていく。
道場訓 七箇条
吾々は心身を錬磨し、確固不抜の心技を極めること
わたしたちが、空手を修行する目的は、自分自身の体とこころをきたえることにあり、真剣にけいこに打ち込むことで、どんなことにも動じない心と強い意志を習得して行かなければならない。
吾々は武の神髄を極め、機に発し感に敏なること
わたしたちは、武道としての空手の道を徹底的に追求していくことで、どんな状況でも臨機応変に対応する力と相手の心を理解する思いやりや優しさ、どんなことにも素直に感動できる心を身につけなければならない。
吾々は質実剛健を以て、自己の精神を涵養すること
わたしたちは、自分自身を飾ることなく、真面目で素直に空手の修行に打ち込むことによって、自分自身に打ち勝つ強い心を養っていくことを心がけなければならない。
吾々は礼節を重んじ長上を敬し、粗暴の振る舞いを慎むこと
わたしたちは、礼儀を身に着け、目上の人を敬い、人前で空手のちからを誇示するような行動をとってはならない。
吾々は神仏を尊び、謙譲の美徳を忘れざること
わたしたちは、人間の力が及ばない自然や宇宙の摂理を重んじ、神や仏を敬い、相手のことを大切にし、自分を謙遜する態度を忘れてはならない。
吾々は智性と体力とを向上させ、事に臨んで過たざること
わたしたちは、空手の修行によって知性と体力を向上させ、どんな状況でもあせらず、冷静に対処できるようにならなければならない。
吾々は生涯の修行を空手の道に通じ、極真の道を全うすること
武器としての空手の修行は、一生かけて追い求めるものであり、一生を通じて極真に一歩でも近づこうとする姿勢、それが極真空手の本義である。